韓国企業が米で4兆円投資 サムスンなど、政府表明
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韓国は電池・半導体といったキーデバイスで米国との関係性を明確に強化しようとしていますね。中国v.s.米韓vs.日本という構図に堕ちってしまうと日本は窮地に立たされる可能性があります。
国として、キーデバイスやその周辺のエコシステムの競争力を維持する戦略が求められています。韓国は、自国で官民合わせて2030年まで50兆円投資を発表(①)。またSamsungはロジックで約16兆円(②)。この4兆円がこれらに入るのか、それとも別枠なのか。
とはいえ、TSMCが既に年間2兆円にとどきそうで、今後は年間4兆円弱にまで伸ばす計画(③)。米国は半導体産業を自国に戻そうとして、またIntelもそこにのっかり、外交戦と補助金などの現実の組み合わせ。その規模感から考えると4兆円では引き続きアジアへの半導体依存の構造は変わらない。
まぁ構造にまでなっている蓄積があるから現状があるし、これだけ政治が絡んでも現実としてできるのかというのが難しいともいえる。オバマ政権くらいからずっと製造業を米国に戻そうとしているが、産業蓄積は知見・人材含めて時間がかかるし、かなり不可逆的。
①https://newspicks.com/news/5844466
②https://newspicks.com/news/5844905
③https://newspicks.com/news/5730750大統領任期があと1年も残っていない文政権ですが、外交関係に力を入れようとしていますね。「コロナ禍の危機の中でもアメリカとの交易は揺るがなかった。アメリカと韓国はお互い最も大事な投資パートナーである」と発言していますが、文政権は米国と経済的な結びつきを強めることによって北朝鮮との関係をサポートしてもらいたいのではないかと思います。ちなみに別の発言で今日文大統領は、バイデン政権と緊密な協力の中で米朝対話を実現するために頑張りたいとも伝えています。あと1年で文大統領は民心を失ってしまった部分でもある経済政策と南北関係の改善をどう動かすのか、注目していきたいと思います。