テスラ、好調だった中国で変調-抗議に販売急減、事故が重なる
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という感じになってきましたね。テスラだけがまともに乗れるEVではなくなった。航続距離も含めて技術ではNIOなどが追いついて、逆にバッテリー交換など独自技術も確立し、自動運転ではXpengがテスラを超えるかもしれない。同時に50万円の格安EVも中国製、ロボタクシーも実用化、次にEVプラットフォームが出来て、最後は世界のEV工場になるというイメージでしょうか。しかもスピードが早い。NIO、Xpeng、Liなんかは2014あたりの設立で10年かかってないのに、もう輸出体制に入ってます(テスラの設立は2003)。結局、中国政府は山ほどEV会社を作らせて、競争させて生き残った会社に世界市場で成功させるという強烈な資本主義モデルでアメリカ資本主義を倒す政策なのか。消費者からすれば、何でも良いので安くて質が良い商品が欲しいだけ。EUは必死で自国市場を守ってますが、どうなるでしょうか。バイデン政権は国内政治で身動き取れない。民主主義の大問題。80年代のアメリカ(リベラル)学者らは中国に市場を解放して経済を助けたら中国は民主主義になると散々説いてましたが(日本の戦後モデル)、ソ連崩壊の時に外国資本が国営企業を叩き買いしたのを見て、中国は逆に成功モデルを考えついた。今それを実践中(でなければ有難い)。
米中のバッテリー起因のリコール告発合戦にならなければ良いですねぇ。漁夫の利は韓になりそうですが、こちらのリコールは落ち着いたのか。
太公望なジャパンは車載用途に本格参入するプレーヤーは無く、完成車メーカー頼りですね。
統計的な感覚で言えば、この程度の事故やトラブルは想定内でしょうが、顧客や市場がどう受け止めるかはアンコントローラブル。
世界経済のブロック化が進む中での上海やベルリンのギガファクトリーはテスラにとっては分水嶺になるやもしれません。消費者による事故への抗議だけでなく、車両走行データがアメリカに持ち出されていた問題で、人民解放軍兵士のテスラ使用が禁止されたことも注目です。
前にも書きましたが、国産EVを育成していきたい中国がテスラを優遇してきた理由は「ナマズ効果」であると言われてました。
「ナマズ効果」とはドジョウの水槽にナマズを入れるとドジョウが逃げ回って元気になるという現象です。テスラがナマズで、中国EVメーカーがドジョウです。
最近は、NIOや吉利のZeekrなど中国でもテスラ対抗の高級EVが登場してきました。国産EV企業(ドジョウ)が育ってくれば、そろそろナマズが邪魔になってきたのかもしれません。