[18日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは18日、開発者会議「グーグルI/O」をオンラインで開き、地図や写真、基本ソフト(OS)などさまざまなサービスの更新を発表した。
アップルと競合するスマートウオッチやマイクロソフトと競う協業ツール分野で取り組み強化の姿勢を示した。
グーグルは自社のスマートウオッチOS「Wear OS」について、新たに傘下に収めたフィットビットに加え、韓国のサムスン電子が採用すると明らかにした。両社はこれまで独自のOSを使用してきた。この連携によりアプリ開発を促し、アップルウォッチに対する競争力を高める。
文書作成ツール「グーグルドキュメント」など業務ソフトについては、新たな編集・表示オプションを導入する。
また、人工知能(AI)技術の更新により「グーグルマップ」でドライバーを「より安全」な経路に誘導し、急ブレーキのリスクを減らす。
モバイルOSの最新版「アンドロイド12」は年内に投入し、アプリの色彩選択など個人の好みに合わせた設定ができる機能を多数提供する。また、同OSを搭載した端末を一部の車の鍵として使用できるようにする。