【直撃】時代の必然。「アイデンティティ」という巨大ビジネス
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IDの中立性を保つOktaや店舗の中立性にも繋がるShopfyしかり、一つの大企業(GAFAM)がサービスを展開するよりも、第三者が間に入る事が中立性という観点で重要なのだと改めて認識した。
またDXの本質は以下の文章にあると思う。
『特に企業にとって、テクノロジーを利用するのはまだ難しく、セキュリティや使いやすさ、コンプライアンスなど考えることがたくさんある。
だから私は、これらをすべて標準化したい。
そうすれば、企業は余計なことを考える必要がなくなります。自分たちのビジネスに何が必要か、どんなテクノロジーが必要か、何がベストな選択肢なのか、だけを考えることに集中できる。
それが決まれば、あとは実行するだけです。』
ユーザーがどう感じるか、使いやすいか、安全かどうか、フィッシング攻撃やセキュリティの問題などを心配する必要はありません。
注目のコメント
トッドさんは、Salesforceでの要職を辞めて、ゼロから起業するとき、いかに成功のチャンスがあって、リスクをヘッジしているかを、奥さんにプレゼンテーションで説明したそうです。
そこまでロジカルに未来を捉えているだけあって、クラウド時代に絶対に必要となる「盲点」をきちんと予見していたことが、インタビューからも伺えて大変興味深かったです。
SaaS文脈だけでなくても、デジタル時代のアイデンティティは今後ますます重要性が高まるのは間違いなさそうです。SSOやID,PW管理が行えるサービス領域はIDaaS「Identity as a Service」と呼ばれ、国内ではHENNGEがトッププレイヤーの1社です。
SaaSの本格普及を迎える中で、メタップスといった企業のIDaaS領域参入や、イエソドなどのスタートアップも加わるなど、日本でも盛り上がりが見られる分野です。シングルサインオンはワークフォースにとっても、カスタマーにとってもユーザーフレンドリー。オンラインで色々なものにアクセスするのですが、IDとPWを変えているので、手間がかかって仕方ない。この生産性のない苦行からはやく逃れたいと思います。中立的なOktaは便利ですね。