「会食しません」「カラオケしません」学生に誓約求める
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誓約書というのは差し出す側が義務を追う片務契約を書面で記したもので、学生がこの契約条件に合意したら=その学生は会食やカラオケ禁止というその約束を履行する義務を負ったと宣言したことになります。誓約書はその合意を証明する書面です。
誓約書に法的拘束力は一般的にはありませんが、例えば不用意に会食やカラオケを繰り返して感染し、学内でクラスター感染を発生させたなどで大学に損害が発生すれば、退学処分の理由にされたり、あわせてその因果関係が証明されるとすればですが損害賠償請求を受ける可能性もあります。
仮にこの誓約書を出さないと、その学校で教育を受ける権利に何らかの不利益を被るとしたら公序良俗に反するとは思いますが、そうでないにしても学校というものは生徒が学費を支払って教育サービスを受けるという対等な関係ですので、個人の生活を制約するようなこのような約束をしたり、誓約書を安易に出してはいけません。
注目のコメント
誓約書に法的効力はないはずですが、全くもって悪手でしかないと考えます。教務課辺りが考えたのでしょうか、いずれにせよ思考が単純化していると危惧されます。監視社会を作り上げるだけです。
因みにコロナに感染したら解雇という話があるようですが、正に法的な正当性がありませんし、否定すべき差別でしかない。もっとも、そんな会社や組織にしがみ付くべきかはまた別の問題でしょうが。
またクラスターは対策をしても発生してしまうもの。我々の中にある排他的な態度も、良い加減に改めたいところです。これ、大学だけじゃないですよね。
アルバイト先やパート先で同じような誓約書に署名させられたと聞きます。
要は、クラスターが発生した時に大学や雇用者が個人に責任転嫁するために署名させてるだけ。
罰則規定はないと言いつつも、署名を拒否したら授業に出られなかったりシフトに入れなかったりする。
強者が弱者のプライベートまで締め付けるパワハラです。注意喚起の紙じゃなくて、誓約書としてちゃんとサインさせる。なにか起こったときに使うとしか思われない。悪手だ。クラスター発生させたら、退学にもさせかねない。学生に意識付けさせるための軽い気持ちだったんだろうが、性悪説に過ぎるかと。