[5日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は5日、FRBは経済に重要な支援を提供しているとし、第1・四半期に経済は大きく成長したものの、FRBの目標達成までにまだ長い道のりが残されていると述べた。

クラリダ副議長はCNBCに対し、今は債券買い入れ縮小を討議し始める時期ではないとの考えを表明。実質的な失業率がなお10%に近い水準にある中、経済活動の再開に伴うインフレ上昇は来年まで続かない公算が大きいとし、「(経済は)過熱しないというのがわれわれの基調的なシナリオだ」と述べた。