楽天証券が大躍進 証券界の構造変化が加速
コメント
注目のコメント
「SBIはグループのSBIネオモバイル証券とSBIネオトレード証券の口座数も加えて公表している。一部の顧客は重複しているため、実質はもっと少ないとの見方もある。」
よく知らなくて恐縮ですが、SBIって何でこんなに細分化してるんですかね。
分かりづらくて仕方ねえ。
顧客預かり資産
★楽天 11.6兆円
★SBI 19.3兆円
★野村證券 126.6兆円
なんだかんだでまだこんなに差があるのか。証券各社の決算やKPIがまとまっていて分かりやすい。
口座数について、SBIと楽天が平行して動いていたのが、ここ2年ほど両社とも角度は大きくなっているが特に楽天がSBIとの差を詰めているのが印象的。預かり資産でもジワジワ増やしているのは楽天。そして営業収益でもネット系はauカブコムを除けば軒並み+30%以上と、対面系との勢いの差が出ている。足もとの株式市場の活況を受け、証券各社の業績は軒並み好調ですが、その裏では株式売買委託等手数料の無料化や投信信託報酬の引き下げ競争等、従来型リテール金融サービスの付加価値のコモディティ化と利潤消失は着実に進みつつあり、これまでの証券・資産運用事業モデルが限界を迎えていることを見逃すべきではありません。
証券・資産運用会社(及び地銀)の経営陣とお話していても、多くの方々がそのことは認識しており、この業績活況の間に事業モデル転換をしなければならないという危機感を強く持っているように感じます。
一方、まさにいま自社・自行の屋台骨を支えているのは従来型モデルであることもまた事実であり、それを犠牲にし、新たな事業モデルへの転換に踏み切れないというジレンマに苦しまれているところもまた多く見受けられます。
「生き残れるのは、最も強いものではなく、最も変化に柔軟に対応できるものである」という言葉を思い浮かべつつ、5-10年後のリテール金融業界の勢力図を最近よく想像します。