【実録】コロナで3倍。なぜ、日本の「お菓子箱」がバズるのか
コメント
選択しているユーザー
創業者のお話は非常に参考になりますね。
日本のお菓子は、アメリカに限った話ではなく、どの国にいっても評判が良く人気です。
シンプルにおいしいのと、中国とかですと、子供の口に入れるものは安心・安全なものが良い、という親が購入したりします。
ネルネルネールネのような「遊びながらお菓子が食べれる」ような商品、食玩商品の品揃えも充実しているというのも海外ユーザーからは魅力的に映るようです。
Bokksuさんは、ボックスタイプ・サブスク型にしたことで、
①毎回何が出てくるかわからないガチャポンのようなワクワク感の演出
②通常、低単価でECで売りにくいお菓子を箱詰めにしたことで客単価上昇
③サブスクにしたことで安定した収益の確保
といった点は言うまでもなく素晴らしいのですが、個人的に1番素晴らしいと思うのは、ボックスの詰め合わせにすることで、おそらく海外で認知度もあって人気のあるブランド・商品と一緒に、知名度はないが、おいしいお菓子も織り交ぜることができる、というのが素晴らしいなと思いました。
どうしても海外に販売しようと思うと、ブランドや認知度がものをいうので、中小メーカーの商品の認知度を上げる、手に取ってもらうという機会を創出するのが困難です。
詰め合わせにして販売することで、良い商品であれば平等にチャンスが与えられるというのは、お菓子メーカーさんからすると本当にありがたいだろうなと思います。
注目のコメント
日本の魅力は、必ずしも日本人が一番知っているとは限らない。
別の連載(https://newspicks.com/user/9835)でも、繰り返し強調されていることですが、特に国外における日本カルチャーの展開は、海外のファンが担うのが一番強いと痛感させられました。
ダニーさんは、日本でのキャリアも積んでいて、日本の地方のことまでを知っているからこそ、この「お菓子箱」に米国市場でチャンスがあることが見えていた。
コロナにおける絶体絶命の危機をいかに乗り越えたかを含め、その実録をぜひご覧いただければ幸いです。
ちなみに、個人的には、最後の方に聞いた「エンジニア・ゼロ」のところに、すごく今の時代性を感じさせられました。記事を読んで、マレーシアにいたときに日本人会バザーで日本のお菓子の空箱や紙袋に値段をつけて売られていて、マレーシア人がこぞって購入していたことを思い出しました。確かに日本のお菓子の箱や缶はデザインや耐久性がよくできていますが、お金を出してまでも欲しいというのは当時、驚きました。数時間ほどで売り切れになっていたと思います。日本からのお土産を職場に持っていくと、お菓子が無くなった後に、見た目がきれいな箱だとナショナルスタッフから「箱をもらってよいか」と聞かれることもありました。
滞在は2000-2006年ですから、15年以上前の話です。当時、マレーシアの一人あたりGDPは4千ドルから6千ドルへと一挙に1.5倍ほどに成長する過程でしたので、生活に必要なものプラスアルファを求めていたということも頷けます。
記事で取り上げられたBokksuは箱の楽しさから始まり体験まで提供するというビジネスアイディアだけでなく、物流会社だと自認してやっている点が成長の秘訣と感じられました。