カタール国営石油が最大100億ドル起債計画、ガス事業拡張で-関係者
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この債券をどこが買うのかが問題です。
なぜかというと、カタールは東日本大震災で原発が止まり、火力発電に移行した際、LNGを大量に輸入するため、同国のガスを調達し達成したことがまずあります。
ですから、カタールは、日本の主要なエネルギー輸入先なのです。
それでもポイントは、その後にCo2削減が世界的な動きとなり、LNG需要が上昇し、チャイナやその他のエネルギー輸入国が購入量を増やし手当に奔走し始めたことで、日本の必要量確保にとって厳しい情勢になっているということです。
特にチャイナはガス開発プロジェクトやそういった関係国への資金投入に極めて積極的で、金の力で政治力を高めています。
ですから、この債券の購入をどこが行うのかは、カタールにとって、今後の天然ガス輸出の選定材料となるのは至極当然のことです。
これが資源外交ということなんです。
日本の商社は確かに民間として力があると思いますが、それでも政府が関与してくれば、話は別になりますよね。