GE、大型洋上風力で初の「台風規格」 日本に設置へ
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GEのサイトに13GWクラスの風車に関する紹介ページがありました。
https://www.gereports.jp/big-deal-ge-signs-first-contract-worlds-most-powerful-offshore-wind-turbine-operation/
以前は風車の能力をMWで示していましたが、いつの間にかGWが主流になってきました。これは凄い技術進歩だと感じます。ブレードの長さも100mを超えていますし、駆動系もギヤレス化しているようです。
注目のコメント
陸上での風力発電が建設できるエリアが限られている中、台風対応の国際認証を取得したことは設置エリアが増えるので、パリ協定の元で脱炭素を目指す需要国にもメリットがあると思います。昨年は新たに建設された発電所の8割が再生可能エネルギーでした。
一方で風力発電所のリスクは建設、オペレーション、メンテナンスまで全てを見る必要があり、新技術の導入が建設やメンテナンスに与える影響を見極める必要があります。
シーメンスとガメサが合併してヴェスタスと2強状態だったのでそこに割って入っていければより競争力が働くマーケットになると思いますのでそういうメリットもあるでしょう。陸上発電機はシェアトップのGEだが、洋上発電機ではトップツーに大きく水をあけられ3位。これで挽回を狙うがトップツーも黙っていないでしょう。それにしても57m/s(約205km/h)て凄い。
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IEC(国際電気標準会議)が2019年に新設した「クラスT」と呼ばれる認証を得た。従来の最高位である「クラス1」は10分間の平均風速が50メートル以下を想定していたが、クラスTは57メートルでも壊れない設計を要件としている。IECによると、57メートルは今後50年以内に発生する可能性がある最大風速(10分間の平均風速の最大値)。日本のように台風や乱気流が襲来する地域でも安全性を確保できるとされる。例えば、台風は中心の最大風速が17・2メートル以上の状態を指す。近年では千葉県でゴルフ練習場の鉄柱が倒壊した19年の台風15号の最大風速は、千葉で35・1メートルだった。
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