2021/4/17
【元グーグル幹部】私が「過去の反省」から起業した理由
「広告モデル」の検索エンジンは、もう限界だ──。
グーグルで広告部門のトップを務めていた男が、月額課金型の検索エンジンを開発している。
「グーグルで収益を生み出すには、広告の表示をもっと増やし、ユーザーのあらゆる行動をトラッキングしなければならない。これで本当に、ユーザーのためになる検索エンジンを作れているのか」
スリダー・ラマスワミ氏は15年勤めたグーグルを辞め、元YouTubeの収益担当とともに、新たな検索サービス「Neeva」を創業した。
2021年3月には、グーグルに出資したセコイア・キャピタルや、老舗のグレイロック・パートナーズらから4000万ドル(約44億円)を調達。3億ドル(約327億円)の評価額をつけている。
グーグルという無料で使える「最強」プロダクトがある検索市場で、新興スタートアップは対抗できるのか。その戦略を聞いた。
INDEX
- 広告モデルの「限界」
- 「検索」を作り直す
- 人は検索にお金を払うのか
- 「水道」のようなサービス
- グーグルに勝つ方法
- 今、最も恐れていること
広告モデルの「限界」
──グーグルの広告部門トップを務めていたあなたが、「広告なしの検索エンジン」に取り組むようになったきっかけを教えてください。
ラマスワミ 私は、2003年から15年以上もの間、グーグルでエンジニアとして働いてきました。検索広告やショッピング、トラベル、決済など、担当した分野は多岐にわたります。
特に、2013年から5年半、広告とコマースのSVP(シニア・ヴァイス・プレジデント)を務めたことはとてもいい経験でした。
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