トイレのハンドドライヤー利用再開へ 経団連が指針改定
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実際のところフランスでもCOVID流行の初期にハンドドライヤーは使用しないよう勧告されました。
美術館等のトイレでもハンドドライヤーがペーパータオル等に置き換えられたのですが、マメにタオルを補充するようなお国柄でも無いため、どこのトイレでもタオルは何時も品切れ、ドアノブも拭いていない手で扱われるため濡れてベタベタと、衛生的にはかえって悪化したような・・・
このCOVIDとハンドドライヤーについては他の国でも議論があった様ですが、これはコロナ以前から続くペーパータオル業界vsダイソン等のハンドドライヤー業界の衛生論争の延長戦の側面もあるようです。
しかしながら次のVergeの記事のシメがこの論争自体を台無しにしていてトホホなので引用します。
https://www.theverge.com/2016/4/21/11479038/dyson-hand-dryer-hygiene-paper-towel-debate
「英国での調査によると、公衆トイレを訪れた人の99%が手を洗ったと答えたが、記録装置は実際には男性の32パーセントと女性の64パーセントだけが手を洗ったことを示した」直感的にはなぜ使用禁止なんだろうと思っていたが、やはり。ハンドドライヤーについてはインフルエンザが流行の際にも広げているという説があったが、こちらも否定されたということでいいのかな。
元々は『医療関係者』が推測で申し出た使用禁止だったわけですが、TOTOや三菱のようなメーカーが「科学的見地に立って議論してほしい」と声高に叫んだために試験され、ウイルス拡散しないことが立証されたようです。憶測で物を言う人にも問題がありますが、消去法をやらないといけない時期ではあったのでやむを得ない部分も。ただ、メーカーからすれば災難でしたね。