2021/4/13

全米各地で広がる「サステナブル・ツーリズム」最前線

「復活」へのカウントダウン

自由に旅行ができなくなってから1年余り。いまや話題の中心は、サステナブルな形での旅のカムバックだ。
環境を重視したプロジェクトやツアー、新たな交通計画、保護区の設置──新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進み、今年後半には旅行が復活するとみられるなか、旅行会社や地方政府、NPOの間では、さまざまな行動を起こす動きが見られる。
「ツーリズム産業は今年、重大な転換点を迎えると考えています」。そう語るのは、持続可能な旅行を提唱するNPO「責任ある旅行センター(CRT)」を統括するグレゴリー・ミラーだ。
これからは「旅行ビジネスに利益をもたらすのは誰か」ではなく、「地元コミュニティに利益をもたらすのは誰か」がツーリズムの焦点になると、ミラーは言う。
ここでは、パンデミックの最中に始まったサステナブル・ツーリズムへの注目すべき取り組みをいくつか紹介しよう。あとは旅行者が戻ってくるのを待つばかりだ。

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