米、高齢者55%がワクチン接種完了 新規感染者は3週連続で増加
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米国では、行動規制緩和とワクチン接種の追いかけっこの様相を呈してきました。
ニューヨークでは4月6日から優先接種の枠組みが外れ、16歳以上の全ての人がワクチン接種を受けられるようになります。
一回接種で完了するジョンソンアンドジョンソンのワクチンの力も借りて、できるだけ早く若者への普及も目指したいというところでしょう。
本来、ワクチンの普及とともに「正常化」への安全な着陸を目指す今こそ、皆でマスクという安全ベルトを閉めて、協力しなければいけないところですが、すでに感染予防策を大幅に撤廃してしまった州もあり、現実はなかなかそう簡単ではありません。新規感染者が若年層ということは、(1)まだワクチンを打っていない若者が(2)気が緩み(3)春休みで羽目を外した、ということではないかと想像します。高齢者はかなり進んできたので、重傷者・死者は減っています。
ちなみに、アメリカの「春休み」というのは、「大学生がビーチに大量に水着姿で集まって飲めや歌えのバカ騒ぎをする」というイメージです。日本の花見騒ぎを若者だけがもっと激しくやっている感じです。ただ、死者数は引き続き減少傾向。一方、足元で世界最悪のブラジルは1日3,000人近い死者出し続けているし、アジアでもインドやフィリピンあたりは新規感染者が激増。先進国間でもワクチンへのアクセスでコロナの状況に差が出ているけど、新興国の一部は次元が違って厳しい