「Tポイント銀行」開始 CCC、31日からスマホ向け
日本経済新聞
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いよいよプラグイン金融の時代がやってきた、と受け止めています。ここからの金融システムは大きく動きます。
専業金融事業者から、顧客接点を持つ非金融プレーヤーへの主役交替が加速するはずです。着目すべきは、事業主体やサービス内容等もさることながら、銀行代理(仲介)を活用した事業運営スキームであると考えます。
金融が「溶けゆく」なか、大きな顧客基盤を有し、顧客の生活の一部を担う非金融事業者が金融サービスを手掛ける流れにあることは間違いありませんが、その参入形態は軽く、柔軟なものである必要があります。
金融事業が従来ほどに大きな利潤獲得が期待できない一方、これまでのように巨額の先行投資が必要ということになると、とても事業として成立しないと思われるためです。
そこでカギとなるのが、金融商品仲介や銀行代理等の制度とBaaS(Banking as a Service)主体の金融機能基盤を活用し、非金融事業者は顧客接点での付加価値提供のみに集中するやり方であり、まさに今回のCCCと住信SBIネット銀行が連携して実現したスキームです。
2018年11月に発表されたみずほとLINEの提携によるLINE銀行が2年半が経ったいまも事業開始に至らず、更に最大2年間の開業延期と120億円の追加出資等を発表する状況に陥っていることをみると、事業運営スキームの選定の重要性が改めて感じられます。