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「Appleカーは次元の異なる価値提供」志賀・元日産COO

日本経済新聞
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    志賀俊之さんの懸念は現実化する可能性が高いと私は予想します。全固体電池や全樹脂電池が実用化され、IoT用に5Gミリ波通信網が行き渡ったら、日本の自動車産業は壊滅はしないまでも、GAFAの下請けとして低収益に甘んじる存在になる可能性は十二分にあるかと思います。

    >――高度道路交通システム(ITS)と言われたように、自動車産業もずっとコネクテッドやソフトの開発に力を入れていましたが。

    「OTAももちろん、研究していた。ところが、自動車はメカニカル制御を強みとしてきたため、自動車会社のヒエラルキーはメカ系の人が上にあがり、ソフト系は上にあがっていかない。ソフト化を進めると、『サイバー攻撃されたらどうするのか?』と議論になるが、テスラは世界最高クラスのセキュリティー人材が社内にいて対応している。自動車会社にはそうした人材が少ない」

    ――アップルカーに先立ち、テスラの成功が自動車産業に大きな影響を与えました。

    「テスラは自動車のやり方を変え、将来のあり方を提案してきている。電池の置き方にしても、全く違う。自動車メーカーの考える電池の置き方をしない。自動車メーカーは衝突安全性を重視し、横からでも縦からぶつかっても大丈夫なように考え、真ん中に電池を入れる」

    「テスラはフロアの端から端まで入れる。事故で火事が起きても、人を助けらればいいという発想だ。水冷の仕組みを入れ、発火までの時間を遅らせ、その間に車外に逃げられるようにした。ソフト開発でもバグがあってもパッチしていくというITのやり方を取り入れている。自動車メーカーは顧客に自動車が届いた時点で完全を目指すが、IT企業は異なる思想をもつ」

    ――欧米の自動車メーカーはEVシフトを進めています。

    「日本の自動車産業には楽観論がある。まだ、勝てると思っている。ハイブリッド車が電動車として認められている間は残るだろう。ただ、競合が新しいバリューを常態化しようとしている以上、『今のままの状態で大丈夫』と考えているとしたら心配だ。今こそ、どのようにして我々は生き残るのだ、という明確なビジョンを描いて戦うことが求められている。ビジョンがないままでは『ゆでがえる』になりかねない」


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