国立大に資産運用会社 収益力強化「22年に法改正案」
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注目のコメント
大学はベンチャー企業育成機関じゃねーぞ。
国立大学が「カネになる研究は促進するが、カネにならない研究はしない」・・とか、どう考えてもイカれてる。
多様な基礎研究などは望めなくなってしまう。
小泉政権以降、政府は一貫して、国立大学の運営交付金を削減し、競争的予算・・つまりカネになる研究促進の予算を計上してきた。
その結果として、日本の論文の数も質も低下したとNature誌から指摘を受ける始末。
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8622
なのに、更に「カネになる研究を促進セヨ」とするのは余りに狂ってる。
資源の乏しい日本では、人材こそが資源であって、それは基礎研究に支えられた技術あってこそだ。30年後に大きく飛躍する基礎研究がどれなのか?など、誰も知り得ないし、ましてや政府が決められるはずもない。
特に国立大学では、多様な基礎研究へと大きく予算を割くべきだ。ハーバード大学は2019年に約4兆円を7%で運用した、といった豪勢な話を確かに耳にするけれど、金利が消えた日本で資産を運用しても、安定的に高い利回りを得るのは難しそう。資産運用は、直接的な見返りを期待しない寄附の文化と大口の寄付が伴ってこそ成り立つような気がします。
多くの人が参加するふるさと納税には、莫大な恩典が与えられています。本気で大学の資金集めと資産運用を応援したければ、米国並みに、年間限度額を超える寄付は5年間の繰り越し控除を認める、実物資産の寄付はキャピタルゲインに課税せず税務上の控除は時価で認める、といった大口寄附を促す仕組みを同時に入れたら如何でしょう。それでもふるさと納税に比べれば、恩典はずっと少なくて済むんじゃないのかな。さもないと、大学が収入に見合わない運用負担を負うだけに終わるかも (・・;大学+投資運用といえば、
いくつかの私立大学が仕組債を買ったが為に巨額の損を出し、
財政に大きな穴を開けた事例しか思いつかないですけどね。
https://diamond.jp/articles/-/155229
https://toyokeizai.net/articles/amp/2497