SPACブームの火付け役、個人投資家の崇拝集める
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今回は、ブームと化したSPACの火付け役、チャマス・パリハピティヤ氏の横顔を紹介するWSJ独自記事です。
ゴールドマン・サックスを買収して「チャマスマン・サックス」に社名変更する…のあたりで吹きましたが、案件発表付近でCNBCの出演枠を押さえたりする手法こそが、彼のいう「IPO2.0」なのでしょうか。パリハピティヤ氏は、SPAC王子というか…
上場時に個人投資家と同様の立場で、もし個人なりファンドなりで追加資金を入れて、そのまま持ち続けていれば多少信用できる(でも多分していないだろうなぁ…)。
というのはWiL久保田さんのTweet(①)『SPAC上場は、宇宙やバイオなどディープテックが多い傾向。通常のIPOだと厳しく規制されるforward lookingな事象も、SPACなら自由に伝えられるから、と推察。CFは出にくいが、世界観を語ることで時価総額を作れる』が示唆的。
そして興味がある企業の上場資料をいくつか見ているが、切なくなる資料がほとんど。資料を見た後に、むしろ非上場で資金調達してほしかった(≒できなかったから上場して衆愚で資金調達するのか…)と思う企業が多く、仕分けフラグなのではないかと思う今日この頃。そのためにセレブも使われているのが現状(③)。
上場してPublicになることは、Publicに責任を負うということ。無法地帯とならないことを切に願う。
①https://twitter.com/kubotamas/status/1367641901113827328?s=20
②https://newspicks.com/news/5675090
③https://newspicks.com/news/5689525
※後半部分は下記からのコメント転載がほとんど
https://newspicks.com/news/5680658米国株式市場は異常な状態になっています。2020年に上場した企業数に占めるSPACは半数を超えている。2021年に入ってからもその勢いは衰えず、1月は119社中92社がSPACでした。77%がSPACという空箱なのです。
チャマス氏のSPACはブームの火付け役になったことはまちがいありませんが、危うさを秘めています。買収する企業がなく、クズを高値で買収するSPACが増えてくるでしょう。
参考までに
https://www.ncblibrary.com/posts/37795