2021/3/11

【福島】次世代エネルギーで「再起動」した、浪江町の10年

NewsPicks 記者
今からちょうど10年前に発生した東日本大震災は、被災地の人々の生活を一変させただけでなく、世界のエネルギー政策にも影響を与えた。
東京電力福島第一原子力発電所の事故によって原発は安全だという“神話”は崩れ、エネルギー政策は大幅な見直しを迫られた。
とりわけ近年は、気候変動対策として、世界中で再生可能エネルギーへのシフトが加速している。
この10年間のエネルギー情勢の変化を象徴する町がある。
福島県浪江町。
東京電力福島第一原発からほど近く、原発事故後には約2万1000人の住民のほとんどが町外への避難を余儀なくされた自治体が、水素の町として生まれ変わろうとしているのだ。
NewsPicksは震災10年の節目に、浪江町を訪れた。
この町で実証実験を開始するトヨタ自動車の構想とともに、「原発の町」の変化をレポートする。

今も苦しむ「原発の町」