アマゾンがボーイング機購入で機体所有へ Eコマースだけでなく、航空物流市場にも変化
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確かにアメリカ国内においては飛行機物流が効果的に思える中で、自社で航空機購入してやってるというのはスケールがデカすぎる。こうしてプラットフォームとして影響を及ぼす範囲は広がっていくのか、、、そのうち資産持ってるアメリカの航空系の会社MAしたりしそう。
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Amazonで買うものは、もちろん国際物流的なものもありますが、量的に多いのは国内のものです。それは米国でも同様の傾向であり、自社で抱える在庫を最小限とするには、拠点間の輸送をなるべく自由なスケジュールで行いたいということがそもそも自社内の輸送を航空機をチャーターしてまで行う理由と言えるでしょう。767のイメージがありますが、737などより小型な航空機も利用しており、サザンエアやサンカントリー航空によって運航されています。空港がたくさんあり、その近くに物流拠点を置くスペースもあり、空港の運用時間も十分に長いとなおよい、というようなビジネスとなります。
日本では物流の経路がほぼ東京起点であり、結局は羽田や成田の発着枠の奪い合いであったという歴史的経緯により、国内物流をターゲットとした貨物航空会社はうまくいった試しがありません(バブル崩壊のあおりをうけた日本ユニバーサル航空や、資源バブルによる原油高のあおりを受けたギャラクシーエアラインなど)。今後も東京に集中しやすい状況を考えると、旅客便の貨物室を使う輸送と需要の取り合いになることが予想され、国内物流はそれで充分となりかねません。
一方で国際物流はというと、日本ではスピードを重視するなら航空機しかありませんので、仮にAmazon経由での輸出入が全体の1割、などという状況になれば、Amazon Airの日本への就航ということもあり得るかもしれません。地上輸送に止まらず、航空貨物物流までに手を広げるAmazonのスケールの大きさに脱帽。日本のAmazonではすでに地上輸送の大半が自社物流だと言われてます。自社物流によって、コストが下がる&サービス品質が上がる、ことにつながっています。同じようなことを航空貨物物流で実現しようとしているのですね。国外のモノが翌日に届くなんてのが、近い将来実現するかもしれません。
さて物流だけに留まるか。
航空会社は、機体を売って身軽にしたいとこ多いだろうから、
他業種のメガプレイヤーが購入してくる可能性はありますよね。
また複数社でシェアする流れも出てきそう。