[ロンドン 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のマクギネス委員(金融サービス担当)は4日、金融サービス規制に関するEUと英国の協力について、月内に合意できるとの認識を示した。ポリティコのイベントで述べた。

その一方で、英政府が英領北アイルランドへの食品輸入検査を巡る猶予期間を一方的に延長したことは「信頼を築く上で助けにならない」と批判した。

EUと英国の貿易協定には金融サービスが含まれておらず、EUの「同等性」制度の下で英金融機関はEU市場への直接的なアクセスが限られている。

マクギネス氏はEUのルールからのかい離について、英国が提供した情報は依然として不十分と指摘した。

英国は最近、上場規則を緩和し、フィンテック(金融技術)企業の誘致を促進する計画を明らかにした。

マクギネス氏は「こうしたことは当然(EU)の意思決定に影響する」とし、もし同等性を認めるなら、将来にわたって保証されることを確認する必要があると述べた。