中国版TikTokが国内EC事業に本腰 年間GMV16兆円の強気目標を達成できるか(一)
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中国版TikTokの抖音(Douyin)は、今年の春節のTV番組でものすごく話題となりました。
大晦日の夜に放送される「春節聯歓晩会」は多くの家庭でみられる、日本の「紅白歌合戦」のような番組です。そこで抖音は、12億元(約199億円)の紅包(お年玉)キャンペーンを実施しました。
私も生で見ていたのですが、中国人の友人たちもSNS上で「抖音から紅包もらった」と話題にしていました。
2015年、テンセントはWeChatペイの紅包キャンペーンを実施しあっという間にシェアを拡大していきました。
それから約6年が経ち、オンライン決済を中心とする新経済マーケットはすでにレッドオーシャンになりつつあります。そのような中、抖音はシェア拡大に向け勝負に出ているようです。中国TikTokのコマースの伸びがヤバい!
抖音が今年2月の春節に合わせて開催した17日間のお正月商品キャンペーンでは、決済総額が208億元(約3400億円)に達し、ライブ配信視聴者の延べ人数が143億人、コメントは19億回以上を記録した。
抖音EC事業の年間GMVは2020年に5000億元(約8兆1700億円)を超え、前年から3倍以上に増加した。2021年は1兆元(約16兆円)の大台を目標に掲げている。