Google、ネット広告の制限強化 個人の閲覧追跡させず
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サードパーティクッキーの制限は既定路線ですが、Googleはもう一歩進めてきました。これでこの数年開発してきた捕捉技術が無駄になる会社も多いことでしょう。
ファーストパーティとして、つまり自社のという意味で、しっかりとした許諾をとったIDへの配信しか認められない方向性は一段と深まりました。
背景にあるのはGoogleの広告配信ビジネスに占めるデータ流通分野がこれ以上伸びない、という現実的な判断もあると思います。サードパーティID依存度が高い企業はビジネスのルールを自分で決められないだけに、いよいよ苦しいですね
"利用行動を捕捉して関連する広告を配信する「デバイスフィンガープリント」といった代替技術が広がることを不安視する声もあり、制限対象を広げた"GoogleはChrome上ではGoogleアカウントへのログインを持っているためcookieを使わずともサイト横断のターゲティングが可能な立場にいたが、これを使わないと表明したのは独禁法の観点から?
個人を特定せず群としてこういう行動を、こういうコンテンツを読んでいる人はこの広告主と相性が良い、を分析して活用するアドテクの新時代の幕開けです。
15年前のネット広告や、旧来のマスメディアが媒体資料でペルソナを伝えていた時代がDXされたら?の発想で考えるのもありでしょう
ps しかしこの記事が日経で夜中に速報として送るほどの緊急性があるのかはギモンですGDPRをはじめとするデータプライバシー規制の強化の流れからもこの対応は必然な感じ。
これからのネット戦略は大きく力関係が変わりそう。
LINEやアプリなど顧客と距離感の近いデジタルツールの重要性がより高まるだろうし、企業への信頼やブランドへの愛着もより価値を持ちそうな気がする。