【黒木亮】なぜ世の中に「カラ売り屋」が必要なのか?
- 経済の裏側を読む「カラ売り屋」
- 「こんな会社」が狙われる
- カラ売り屋は「悪」なのか
- メディアは「頼りにならない」
- 「現場の苦労」を書きたい
- 次作は、「カラ売り屋vs仮想通貨」
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そもそも「カラ売り屋」などと蔑む雰囲気がどうなのか。
ロングで儲けようが、ショートで儲けようが、それは運用者がリスクを取って行うことであり、そういう裁定ポジションを通じて正当な株価形成が為されるということ。
問題は「カラ売り屋」ではなく、企業価値を毀損し続ける企業や企業価値を詐欺的に大きく見せる企業だ。
あ、結託して株価操作するなど言語道断だ。
確かに空売りという言葉にはネガティブイメージがつきまとう。記事にもあるサイバーダインに対する「うんこ」レポートなど行儀が悪いプレイヤーがいるのも確かであるものの、株式市場全体から見れば、過剰期待で株価が加熱した際に、適正に戻す力を担っていることは間違いない
理論的な適正株価をわかっている人からすれば、短期的なモメンタムでそれより低ければ買い、高ければ売るという行為は合理的で、それ自体が批判されるべきことではないが、空売りを「仕掛ける」「標的にする」という言葉のニュアンスが表すとおり大きな資本力でネガキャン含めて株価操縦的にってしまうと野放しでよいのか、という問題意識があるのも理解できます
ゲームストップ事件以降、カラ売りや金融業界に対する批判が高まっています。
そんなカラ売り屋の「存在意義」について、カラ売り屋を描いた経済小説シリーズを書いてきた作家の黒木亮氏に話を聞きました。
黒木氏の小説では、ニュースや教科書ではよく分からない企業の本質的な部分が書かれています。
カラ売り屋も、企業が抱える問題点の本質を突くのが仕事なので、黒木氏とも共通する部分があるそうです。
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