顧客起点で、変化にスピーディに対応する「アジャイル経営」
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こちらのレポート、いうなればSPEEDAが日本の経営を支えるために進化をしていきたい、その所信表明ともいえるものです。
是非、経営・事業に関わられている皆様、特に社会変化の早さ・大きさのなかでチャレンジされている皆様に読んでいただき、協創していきたいです!
レポートにあるように、ウォーターフォールを対比として挙げていますが、アジャイル経営が万能なわけではありません。ただ多くの分野で現在起こっている変化は極めて早く激しく、その要因がセンシングなどによるデータの指数関数的な増加、それらを処理できるソフトウェア・AI、つなげるAPIといった構造的なものであるからこそ、経営にも進化が求められていると感じます。
でもレポートを見ていただくと分かるのですが、その考え方の源流はシリコンバレーではなく日本だったりします。顧客を優先するからこそ、ウォークマンからプリウス、LEDからリチウムイオン電池まで、日本からは数多くのイノベーティブな商品が創られています。またおいしい食事、清潔・安全な町、礼儀正しいサービスなども日本が誇るものです。
顧客起点の素地はどの国よりも強いと個人的には思っています。だからこそ、それを実現できる企業・組織構造や、それを推し進める情報インフラやコンテンツ、それを実現した具体例の量産と啓蒙、これによるポジティブスパイラルを作ることがキーだと思っています。
是非読んでいただき、ご感想をコメントなど含めてお寄せいただき、さらには協創していければ幸いです。
注目のコメント
前職時代から今もなお、経営方針を考える際にはSPEEDAを愛用しています。アジャイル・ウォーターフォールという名称はさておき、これまでリサーチにかかっていた時間が劇的に短縮され、使うべきところに時間を使うことができ、スピーディーに改善サイクルを回すことができるようになりました。
個人的には、顧客価値探索型と顧客価値固定型の両方のバランスが大事だと思ってます。マクロでみると提供すべき顧客価値は大きく変わらないですし、ミクロでみると変えなくてはいけない微々たる変化が常にあるので、両面大事だと思ってます。SPEEDAから「アジャイル経営」のレポートをリリースしました。
DLフォームに入力いただければ、どなたでも全文お読みいただけます!
ソフトウェアのアジャイル開発の考え方を、経営全体に適用することで、「顧客起点で、変化にスピーディに対応する」経営の形を定義して広めることが出来るのではないか。
私たちは、経営の外部環境リサーチのためのSPEEDAというプラットフォームを提供している。そして、アジャイル開発を実践するソフトウェアスタートアップでもある。そんな私たちだからこそ、アジャイル経営の考えを定式化し、広めることができるのではないか。
それは、ユーザベースのミッション「経済情報で、世界を変える」につながるのではないか。
そう考えてこのレポートをつくりました。
これをたたき台として、経営者の方、経営企画部の方と、「顧客起点で、変化にスピーディに対応する」経営について議論を深め、実際のケースを集め、たくさん学んでいきたいと考えています。
色々なご意見いただければうれしいです!顧客価値探索型のアジャイル経営が必要とされてる。その大きな理由は、成熟で豊かな社会で働く人たちが「生きがい」を感じにくくなってるからじゃないかと思う。これ以上稼いでどうすんだ、分業化が進み続けた社会でお客様の「ありがとう」を聞けずに仕事して何になるのか、そうみんな思ってるのではないか。
改めて経営者は、人が働くことの意義を説明すべきだし、実感できるやりがいを提供する必要に迫られている。20%高い給与よりも、価値を共有できる仲間、仕事を心から感謝してくれる顧客を選ぶ人はこれからどんどん増える。特にZ世代はそうだろう。
働きがいのある企業を経営することは本当に尊い仕事だ。