コミック市場が過去最大に 6000億円超、「鬼滅」効果
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日本の漫画文化は本当に凄いと思う。
以前にイタリアの若い男性が日本に仕事で来てたとき、行きたい場所を聞いたら、「犬夜叉」という漫画が好きで(場所が関西だったので)大阪の日本橋に行きたい、と言っていた。大御所の作品ですがイタリアの男子に人気とはー、と感心。
元々、
-日本では大人も漫画を楽しむ文化があり足下の需要があること、
-電子が伸びてきて無料や100円以下でアマからセミプロの作品が手軽に見られるようになったこと、
など出版社が集まって産業クラスターでも作ればもっとイノベーションが起こりそうな素地が揃っていると思う。
注目のコメント
「鬼滅の刃」はもちろんすごいけれど、他にも多くの漫画作品が人気を集め、コロナ禍でのエンターテインメントとして機能しています。
「メディア業」とひとくくりにされますが、扱っているものが、インフォメーションなのか、IPに紐づくものなのかで、業績には大きな違いが出ていますね。元 出版編集者→現 デジタル界隈で仕事をする一人として、この記事で目を引いたのは下記の部分です。
>紙のコミックス(単行本)と漫画誌を合わせた推定販売金額が13.4%増の2706億円。電子コミックが31.9%増の3420億円だった。
読書体験ももはや紙ではなく画面上での勝負にいよいよ本格移行しはじめたわけです。
デジタルトランスフォーメーションの文脈で出版業界を語る人はあまり多くないですが見逃せない兆候。
●出版業界は音楽業界のトレンドを10年ディレイでたどっているという事実
●アメリカの音楽産業市場規模は急拡大 https://newspicks.com/news/2725858
これらの事実も踏まえると2021年時点では信じられない話ですが、
「出版業界も10年後+αには急拡大して過去最大になっている」可能性も
ーーといったお話をご支援先の複数の出版社さまとしています。
ただ、音楽がそうであるように読書体験のサブスクリプションという形になるかもしれません。
したがって出版社目線でみると、紙の書籍と同じ編集の仕方では市場の拡大が自社の売上拡大にはつながらない恐れも。
ゆえに、デジタルデバイス上(その頃はスマホではないかも)での書籍への流入対策=SEOの書籍版は今から始めておかないと…という感じです。