【田中慎一】SDGs、ESGの文脈でファイナンスを読み解いてみよう
プロジェクトの概要
プロジェクトリーダーのメッセージ
プロジェクトで得られるもの
・投資家・資本市場の企業に対する考え方や行動原理に対する理解と適切なコミュニケーションの方法
・SDGs/ESGを中心に据えるファイナンス戦略の理解と考え方
プロジェクトスケジュール
ファイナンスの基本フレームワークを使って世の中の出来事(ニュース)を理解する
コーポレートファイナンスの世界に通底する基本的なフレームワークを学び、歴史的なファイナンス関連の出来事や近年NewsPicksで話題になった記事について、フレームワークを使い、その是非や意義を議論します。
Day2 4/30 (fri)19:00-22:00
株主価値経営はダメなのか?~資本主義のアップデート論を考える~
2019年8月、米主要企業の経営者団体ビジネスラウンドテーブルは「株主第一主義」を見直すと宣言し世界を驚かせました。このメッセージの真意はどこにあるのか?世界に、あるいは、日本や日本企業に与える影響は?そして、グローバルに活動する投資家の行動はどう変わるのか?株主資本主義の最前線アメリカで起こっている異変を踏まえ、我々はファイナンス戦略を実践していくうえで、どう振る舞えばよいのか考えていきます。
Day3 5/14 (fri)19:00-22:00
ファイナンスの世界から読み解くSDGs/ESGのトレンド
2008年のリーマンショックをきっかけにESG経営に舵を切った欧米とは対象的に日本では「ESGは儲からない」と機運が萎んでしまいました。そして、パリ協定離脱を公約として掲げたトランプ前大統領の誕生により、世界ではSDGsへの取り組みがさらに加速しました。SDGs/ESGにおける日本と世界の現在地を確認するとともに、SDGs/ESGが企業に迫る変革についてファイナンスの視点から考えていきます。
Day4 5/28 (fri)19:00-22:00
SDGs/ESG時代におけるグローバル企業のファイナンス戦略(ケーススタディ)
世界にはファイナンス戦略を上手に使いこなすことで持続的な成長を果たしている「ファイナンス巧者」企業が多く存在します。このようなファイナンス巧者の企業はSDGs/ESGにおいてもリーディングカンパニーです。日本ではフィランソロピーやCSRの延長で「SDGs/ESG=免罪符」と捉えられている風潮もあり、本質が理解されているとは言い難い状況です。ESG経営とはどのようなものか、グローバル企業のケーススタディを通じて考えていきます。
Day5 6/4 (fri)19:00-22:00
サステイナブルファイナンスの実務
ESG経営が世界で広がっていることに対応して金融市場も変化しています。ESGを前提としたサステイナブルファイナンス(ESG投融資)の市場が近年拡大している現状を踏まえ、ESGを中心に据えたファイナンス戦略を実行していくうえで、どのような資金調達の手段をとり得るのか、その際の投資家とのコミュニケーションをどのようにとるべきなのか考えていきます。
Day6 6/18 (fri)19:00-22:00
プロジェクト総括SDGs/ESGを経営の中心テーマに据える
大きな流れは世界規模で不可逆になっています。一方、これらをどう理解し、企業戦略に落とし込んで実践していくべきか、どのように投資家(資本市場)に対して説明責任を果たしていくべきかといった、ステークホルダーで共有されたフレームワークは確立していないカオスな状態です。最終講では、本プロジェクトの総括として、未来予想図からバックキャスティングした企業変革のためのファイナンス戦略を策定・発表し、全員でより良い世界をつくっていくための一歩を踏み出します。