デジタル教科書導入24年度目標 文科省の有識者会議
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デジタルの導入は必須、といいますか、対応していかなければ内外ともに遅れていくことになります。
紙とデジタルの差はないように思えますが、そうではない。
デジタルにすることで生徒教師双方にできることが幾何級数的に増えてく。
これのわかりやすい例としてBrilliantという教育ツール(数学)があるが、これを見るとたぶん数学を嫌いになる人はほとんどいないだろうと思うくらいの完成度。
こういうことがデジタルでできる。
他にはクラスの管理、配布物の管理も紙にする必要がなくなり、教師の業務が大幅に削減される。
生徒もノートを活字で取る必要がなくなり、自発的にPCを使うようになっていくだろう。
文字を忘れる云々の議論が起きそうだが、文字を忘れる云々はデジタルに変えたからといって起きることはない。なぜなら識字率の問題に過ぎないからだ。デジタルにしたからといって識字率は低下することは考えられない。
ここまでみてデジタル化は本当にコストなのだろうか?
私はコストではなく投資に値すると思っている。
そして本との相性という議論があるが、もはや教科書を本orデジタルでやりあう段階ではなく、デジタル→紙は自発的に取っていくことになるはず。(教科書は一回使われるともう使われないが、デジタルであれば用語をクリックするだけで索引ができる、など)。この意味では教科書という枠組みにこだわる必要はないはず。
注目のコメント
一人一台デバイスが整備されるに伴い、ランドセルも軽くなると思いきや3年先。デバイスは整備されましたが、子どもは依然として肩が壊れそうなくらい重いランドセルを背負って登校してます。子どもも「デバイスに教科書が入ったら軽いのに」と。「先生から、"デジタルにするには1教科5万円かかる"と言われ、そんなお金学校には無さそうだ」と。
デジタル教科書により、ランドセルの重さが格段に軽くなる!と子供たちに言いたいところですがまだ少し先なのですね。
それでも長年継続して紙の教科書でしたから、デジタルへの進歩ですね。
デジタル教科書が作られると、そのコンテンツのデザインや操作性等がまた評価され、よりよい教科書にと常にアジャイルにアップデートされ続けるサイクルになりそうですね。
教科書の評価もすぐにデータで分析され活用される動きになっていくのではないでしょうか。
いつも教科書を忘れた、と子供が出ていった後にすぐ戻ってくるような姿ではなく、デジタルにダウンロードできるようになり、もう忘れ物を親がわさわざ届けるケースもなくなるのでしょうか。IBの学校に通ううちの子供たちを見ていると、課題が幅広く、かつ横断的で、教科ごとに教科書を直線的に勉強するのとは違った学習システムです。そして、実際教科ごとに教科書というものがないようです。教科書は知識を体系的に網羅してあり、それぞれの分野をきっちり効率よく学ぶのにとても適していると思うので、子供の勉強を見ていると「もっとしっかりした教科書があれば!」と思うこともありますが、分野をまたいだり、知識を生かしたり、答えのない問いにチャレンジする、という面では、デジタル教科書でダイナミックな学びができるようになることに大きな可能性を感じます。そういう意味で、ただ単に今の教科書がデジタル版になるだけで終わってしまうならば、残念です。