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「先人が築いた儲かっている事業の管理だけをやっている」
これはなかなか手厳しい指摘。
実は、大企業のほとんどの仕事がこれです。エクセル管理表やパワポ資料の作成と社内手続きの繰り返しを何年やっても、ビジネススキルは全く身に付きません。特に日本企業は社内コミュニケーション重視なので、どうしても内向きの仕事が多くなります。対極が外資系コンサルで、これは社内でも蹴落とし合いが激しく、社内調整はほとんど不要。完全外向き。辞めても後任に引き継ぎしないとか、いい加減にしろよと思うが。どちらが良いかは分かりません。その人次第です。
いずれにしても、これまで儲かってきたレガシーな会社は、自分で仕事をつくる裁量は小さいよ。これは管理職になっても同じで、大規模な事業をやっていても、自分の仕事が毎日エクセル管理では寂しいでしょう。何十億円、何百億円とか数字が大きくなると、現実味がなくなるんだよね。ただの数字の羅列になっちゃう感覚。
注目のコメント
商社はいかにグローバルの最前線で本社の意向通りにスムーズに動いてくれるかというリモート統率力が強みの会社。なので引き継ぎたとか社内報告だとかが非常にしっかりしている。文章力や報連相、新しい環境での関係構築力などのビジネス基礎スキルは極めて高レベルで鍛えられる。
他方、属人的な事業を嫌うので非連続な事業展開や組織展開は求められない。結果、いわゆるノンコンセンサスでの意思決定を伴う経営力や急速な組織変革が必要な大胆な戦略実行は磨きづらい。20代の方ばかりのコメントで正直「見えてない」感じ。学生が想定読者だから若い人の話が参考になるかというとそうじゃないと思います。
自分も若い頃「見えてなかった」。
若い頃「つまんない」と感じてた仕事も実際、中堅になって担当してみると、改善できることや自分の得意なことを生かせたし、それがのちのキャリア形成、転職してからもプラスになったことがあった。イメージ先行とはいえ、商社の持つ採用力は大きな武器。
これが分厚い人財という資産になり、会社を支えてきた。
しかしながら、これは求職者の「期待値」に対して、入社後の「満足度」が高かった場合に生まれる好循環である。
記事にあるようなルーティンワークに終始したり、失敗を恐れてチャレンジできない風土が蔓延するようだと、「期待値」より「満足度」が低くなり、悪循環を招く。
結局、企業として変化し続け、顧客にも社会にも、そして従業員にも本質的な価値を提供し続けなければならないという、極めて当たり前のことを求められるんだと思う。
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