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核軍縮と核抑止 すれ違ったままでいいのか

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    東京大学 先端科学技術研究センター 准教授

    核軍縮と核抑止のすれ違い、ロシアの核戦略を研究している身としては非常に興味深く読みました。
    この溝はなかなか埋まらないのですが、核兵器が使用されたらとんでもないことになるという出発点は同じです。

    大きな違いは、だから核兵器をなくすべきだというところに重点を置くのか、だから核抑止を万全にすることに注力すべきだと主張するのかですね。
    現状では後者を重視するのが現実的な考えでしょうし、私も基本的にそう思います。

    ただ、抑止は果たしてこれからも完全に機能し続けるのかは誰にも分かりません。冷戦期には誤認によって核兵器が使用される寸前の事態に至ったことが幾度もありました。
    これらの事態では現場の軍人たちが非常に賢明な判断をして核戦争を回避しましたが、これからも現場が常に冷静で懸命か、早期警戒システムが常に完全に機能するのかは神のみぞ知るというところでしょう。

    この意味では、核抑止は継続しながら核兵器を減らす努力にも同じくらい情熱を傾けるというのは、決して理想論ではなくリアルな安全保障政策だと思っています。
    しかし、両者を両立させるのは簡単ではありません。
    我々が核の傘によって当面の安全を確保していることの裏返しとして、「傘」の下にいない国はなんとか自前の核兵器を持とうとするでしょうし、そうなるとなぜお前たちだけが核兵器を持てて我々はダメなんだという議論が繰り返されるでしょう。
    この溝をどう埋めるのかという難問の答えはまだ見出されていない、とインタビューを読みながら考えました。


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