未来のバッテリーはデヴァイスや乗り物に“溶け込み”、重さはゼロになる:ストラクチャーバッテリーの最前線
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ストラクチャーバッテリーの研究者として、Greenhalgh教授とLeif E. Asp教授が紹介されてますね。Greenhalgh教授の専門は複合材料のFractograpgyで、Leif E. Asp教授は構造設計。
https://www.imperial.ac.uk/people/e.greenhalgh
https://www.chalmers.se/en/staff/pages/leifas.aspx
どちらもChemicalを専門としていませんが、正極と負極に炭素繊維(正極はLFPで強化)を使ったStructural Batteryを提唱しています。二人の共著論文はこちら。
●Structural power composites
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0266353814002218
ストラクチャーバッテリーを知るにはこちらのレビューが参考になります。
●Structural battery composites: a review
https://iopscience.iop.org/article/10.1088/2631-6331/ab5571/meta
つまりストラクチャーバッテリーとは、炭素繊維を使ったものでキャパシタに近く、LFPを使っていることからBYDのブレードバッテリーと比較されそうです。
しかしミトコンドリアのような細胞内に”溶け込んだ”、セルを基本単位とするというよりも、炭素繊維の基本骨格にバッテリー(正負極、電解質)をBuild inしていくアプローチがStructuredの所以なのでしょう。