2021/2/16

【迫真】大企業を救ってきた「国の援助」が限界だ

NewsPicks エディター
長引くコロナ禍が、少しずつ企業の経営体力をむしばんでいる。
大企業も例外ではなく、特に航空、鉄道、小売などが大きなダメージを受けたのは、NewsPicksも何度も報じてきた。
各社はさまざまなコストを見直し、状況の改善を模索してきた。その1つが人件費で、需要減により仕事のない人員を休ませ、休業手当を支払う形でコストカットを図った。
そして、政府も手助けとして休業手当の一部を負担する助成金制度の利用を促進してきた。この"政府援助"が多くの企業を支えてきたのだ。
ところが今、あまりに多くの企業から助成金の申請が殺到したことで、政府の懐も苦しくなっている。
もはや大企業も政府もカネがなくなりつつある──。
そんな苦しい現実が、NewsPicksの分析で見えてきた。