伊藤忠とリサイクルナイロン「エコニール」の伊アクアフィルが提携
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サステナブルファッションの概念浸透に伴い、環境に配慮した素材の供給拡大が見込めるところ。今はまだハイブランドでの採用が先導しているといえど、大衆ブランドへの普及も十分期待されます。繊維を取り扱う事業者はこの波に乗るべく、技術力を持つメーカーとの提携も活発化しています。
ヨーロッパでは、プラスチックだけでなく、繊維製品にも環境規制の整備が進んできていますね。
日本の合成繊維長繊維織物の代表的な産地である福井の調査をしているのですが、ヨーロッパの高級服地を生産している企業の方から、日本でも、もう少しこうした意識が広まってほしいと言うお話を伺っています。
ヨーロッパへは納期の関係で空輸しなければならず、輸送費がどうしても高くついてしまい、日本の織物業者にエコ素材の技術面で優位性があっても、一部の高級メーカーにしか販売することができないという現状があるようです。
そもそも日本において繊維産業の工場は少なくなってきてしまっていますが、「素材や部品の移動距離を短くすること」が、環境だけでなくコストの面でも、今後の製造業において重要になってくるはずです。興味深い組合せ
〉アクアフィルは、漁網や使い古したカーペットなどの廃棄物をナイロンの原料であるカプロラクタムに戻す技術を開発。
〉石油由来の通常のナイロンに比べてC02排出量を最大90%削減が可能
〉伊藤忠商事はナイロン原料のカプロラクタム及び、ナイロンチックについて数量ベースで世界最大規模の取り扱いをしている