[9日 ロイター] - 中国のネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)に対し、スマートカー関連技術を手掛ける上海博泰集団(PATEO)と上海汽車集団(SAIC)が独占禁止法に違反していると当局に訴えた。

上海博泰は発表文で、テンセントがメッセージアプリ市場での優位性を悪用して上海博泰の製品の販売を制限していると非難した。

上海博泰はテンセントの通信アプリ「微信(ウィーチャット)」を通じてモバイルアプリを提供している。テンセントは2020年8月以降、上海博泰の「コネクテッドカー(つながる車)」関連製品の使用を停止するよう自動車会社に求めてきたという。

中国のインターネット大手、北京字節跳動科技(バイトダンス)も先週、ウィーチャットなどで自社コンテンツの共有が制限されているとしてテンセントを提訴している。