合成燃料混ぜて旅客機を運航 KLM、脱化石燃料へ一歩
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二酸化炭素と水と電気で作った合成燃料とのこと。一方でオランダの発電電力量をみると、天然ガスが50%以上、石炭が26.5%を占めています。合成燃料をつくるにあたって再エネを使ったのか否かが今後問われそうですね。
燃料のグリーン化のメリットは、機体の内部構造を大きく変える必要がないため、既存の製造ラインや給油施設やアフターサービスネットワークの多くを活用できるというところです。航空業界の脱炭素化に向けて水素飛行機、電動飛行機などの検討もありますが、燃料を変えるのが一番スピーディ―ですね。
似た取り組みとして、産業発生の余剰水素をCO2と合体させ、再生可能エネルギーを使って合成液体燃料e-fuel作ることを検討しているドイツの自動車メーカーもあります。KLMオランダ航空は8日、二酸化炭素(CO2)と水と電気で作った合成燃料を通常の燃料に混ぜて、1月に旅客機を運航したと発表ました。
この合成燃料を使った旅客便飛行は世界初とのことで、航空機における脱化石燃料へ一歩前進したと言えます。