世界の研究が証明「男のほうが、話が長い」森喜朗氏の「女性はしゃべりすぎる」は100%間違いだ
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こういう文脈で使うと「男性の方が話が長い、わきまえない男」みたいに聞こえますね。
以前ニュースで「結構願望のある女性に聞いた普通の男子像」みたいなのが紹介されていて、ジムに通ってるだの、学歴は〇〇以上だの、年収は〇〇円以上だのと紹介されていて、これは逆に「普通の女性像」だと大炎上するんだな、と思いました。
この研究、単純に男性の方が話が長いという結果でしょうが、
このような文脈で使えば、逆に男性蔑視とも聞こえるのではないかと思いました。
問題があったからと言って、何を言ってもいいとは限らないと思います。
注目のコメント
「男の方が喋る」という批判は、男女という対立軸を基準にしてしまっている時点で、ある意味で森会長の土俵に乗ってしまっており、ラディカルな批判たりえていません。
そもそも、こういう議論に、当然のように男女の区別を持ち出すこと自体が、性差別を萌芽させます。
わたしは社会学の会話分析が専門の研究者ですが、「しゃべりすぎる」という現象と、ジェンダーを結びつけるような研究は、いくつか存在するものの、常識と言えるほどの知見は未だ提出されていません。
いち研究者としては、どちらが喋るかよりも、どうして「しゃべりすぎ」という現象がすぐさま「女性性」の語りと結びつきうるのか、その語りを理解可能にさせている社会の成り立ちの方に興味があります。
たとえば、もし仮に、統計学的に「女性の方がコーヒーを飲む」というファクトがあったとしても特に誰も注目しない一方で、「ある性別を持っている人がよく喋る」ということの真実性が注目されるという、そのこと自体を問うていかねばならないように思います。社会学には「会話分析」という研究手法/研究分野があります。会話の際に一通り会話が出て、一瞬、間が空くところを「会話転換点」というのですが、この会話転換点で次に自分の話題を切り出しその後の会話を支配するのは圧倒的に男性が多いことが知られています。つまり会話転換点は男性が支配している、というのはほぼ常識です。その観点からも森氏の発言は的外れです。自分や他の男性がべらべらしゃべって人を黙らせていることに気がついていないからあんなことがいえるのでしょう。
事実としてどうなのかが重要なんじゃなくて、あの発言は女性蔑視の態度がいけない。たとえ女性のほうが長話と研究で証明されても森さんの罪は1ミリグラムも軽くならない。
怒ってるのは女性だけじゃないですよ。娘を持つ父も心底怒ってます。娘になんて説明すればいいんだ。
森さん、おやめください。