「Microsoft Viva」発表、“従業員満足度”を向上させるための「EXP」総合サービス 「Microsoft 365」のオプションとしてTeams、Outlook、Wordなどから利用可能に
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Employee EngagementからEmployee Experience(従業員体験)へ、人事責任者は組織のプロダクトマネージャーへ、という流れはコロナ前からの大きなトレンドでしたが、オンライン前提の働き方が広がる中で、「従業員体験2.0」が求められる、という話を以前noteに書きました。
https://note.com/sonetty/n/n6ff06095cf2b
Microsoftのこの従業員向けの体験プラットフォームは、リモート・オンライン前提での従業員の行動やそれにともなう価値観の変化を鑑みて、従業員(という顧客)とのデジタル接点や価値や体験を管理する、いわば組織のDXプラットフォームだと思います。
Microsoftらしい統合的なプラットフォーム、統合スイートとしてリリースされたプロダクトという印象。Linkedinを買収したときもそうでしたが、自社の圧倒的な資産をいかして、程よくジャンプした新規領域を攻める、そして徹底的に攻めるという、お手本のような事例に思えます。プロダクトの磨き込み次第ですが、長い時間をかけて広がっていきそうな気がします自宅から働く人が増えざるを得ない状況の中で、従業員が働きやすくなるソフトウェア基盤が整っていくのは素晴らしい方向性です。
ただ、その中核の機能が、自分の働き方が可視化され、どのタイミングで休憩を入れるのがベストか、働き方をこう変えてみたらどうか、といった提案を見ることができる分析機能というのは少々心許ないです。
組織で働く上でリモートワークの最大の課題は、チームコミュニケーションだったり、チームワークなので、そこを支えていくことが、従業員満足度を高める中核になるはずですし、その課題を解決しない限り、長期的に利用されるプラットフォームにはなり得ないはずです。レッドオーシャンのど真ん中に投下ですねw
良きも悪きもMSっぽい感じです。
我々も最近人事プロジェクトとしての
「従業員満足度調査×性格分析×事業コンサルティング」
のような案件を多々受注しておりますが、
会社ごとに課題や解釈が全く違い
ある程度のカスタマイズが必要なので
SaaSモデルにはあまり向いてないなと感じてます。
人事課題の本質を知りたいならば、
個別設計→分析が必要です。
こういうサービスはあくまで
初期値の設定などに使うべきですね。