ロシア大統領府、ナワリヌイ氏問題でＥＵに警告

［モスクワ　２日　ロイター］ - ロシア大統領府（クレムリン）は２日、欧州連合（ＥＵ）がロシアとの関係を反体制派指導者ナワリヌイ氏の問題と結びつけないことを望むとし、ＥＵから同問題で厳しい批判があれば同じように対応すると表明した。

ＥＵのボレル外交安全保障上級代表（外相）は、ナワリヌイ氏の問題でＥＵとロシアの関係が緊張する中、４─６日の日程でモスクワを訪問する予定となっている。

クレムリンは、この問題でＥＵの説教は受けないとクギを刺した。

コメント

注目のコメント

• 小泉 悠

  東京大学 先端科学技術研究センター 准教授

  ・2021年02月02日

  ロシア政府はしばしば西側に対して「説教は受けない」という言い方をしますね。人権問題で非難を受けるのを西側からの「お説教」と感じるのでしょうが、この思考回路だとなかなか問題点に思い至らなそうというか、叱られて逆ギレする中学生のようというか。
  ちなみにナヴァリヌィの裁判には欧米から多くの国の大使館員が傍聴に訪れましたが、ロシア側はこれも内政干渉として反発しています。