【山口周】高給≠幸福。あなたは仕事に何を求めますか?
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「高給取り」やってみたけれど、そう幸福でもなかったよーー作家の山口周さんはアッサリそう仰いました。
ただ、その思いも、実際に高給を稼いだからこそ、わかった気持ちだ、と。自分は仕事や人生に何を求めているかは、色々と体験してみないとわからない。だから、「自分がいるべき場所が見つかった」という感覚が得られるまで、トライアンドエラーを繰り返そうというアドバイスに共感しました。
反対に、「仕事ってそんなもんだから」とか「みんながそうやるから、やっている」という感覚が一番よくなく、人生を"生きている"感覚が得られないというのも納得です。
給料アップをハックする方法にも触れられていますが、それより、自分がsettle(自分のいるべき場所はここだと安心し、落ち着ける)できる仕事や環境を手に入れるほうが遥かに難しい。自分なりのsettleを追求してみたくなる記事です。幸福追求は、個人でできるレベルと、社会で取り組んでいかないといけないものがあると思います。
いろんな選択肢の中から「幸福な選択肢」を選べるのは、その人が選べる環境を作ってきたから。いろんなピンを打つために努力してきた結果でもあるし、恵まれているということでもある。
一方、生まれながらに得た条件や環境によって、幸福な選択肢を持ち得ない、あるいは選びたくても選べない人もいます。
それが多数いる場合、個人の問題ではなく、社会の構造的な問題である可能性がある。
そこを打開していかないと、社会全体として幸福の追求はなし得ないでしょう。「自分株式会社」なるものを意識したときに、CEOとして何が続行や撤退の判断軸になるか≒「幸福感受性」を磨くこと、これが本当に大事だと思います。
自分株式会社を多角化して色々な事業や活動をやるもあり、選択と集中ではないけれど一つの事業を長く続けることに美学を見出すのもあり、もしくは「株式会社」という枠組みではなく非営利化して社会活動に重点をおくもあり。
本文は共感することばかりで類にいとまがないのですが、特にそう思うのは、揺さぶりをかけること、飽きのポイントを見つけること、固定費をあげすぎないこと、の3つでしょうか。
自分の幸福感受性ってさまざまな体験を経てみないと磨かれないですし、できるだけレセプターの感度をあげておく必要がある、つまり適度な「飽き」をちゃんと意識する必要がある。ちゃんと「ハマって飽きて」を繰り返すためにはある程度のアジリティが必要で、その変化に耐えうるように、固定費はある程度コントロールしておいた方が人生の自由度はあがるし、結果として幸福度もあがる。
経営も答えはないですが、人生にはもっと答えがない。ウェルビーイングにつながる自分なりのモノサシをつくっていきたいですね