ボッテガ・ヴェネタのSNS閉鎖、高級ブランドのトレンドを予兆か
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高級ブランドは確かにSNS全てカバーしなくてはいけないわけではないでしょう。
ただKPIを売上に設定すれば、マスブランドだって毎日そんなに直接的な売上効果はない。それならWeb広告を極めた方が良いでしょう。
気になるのは、現状のコロナ禍において、会社全体の売上はイマイチ→EC売上が好調→SNSは効果もないし、人手もかかる→デジタル系の人はECやれ、というロジックに陥っていないかですね。
ないことを祈るが、このような「現象」に囚われ、自社ブランドを過信して、懐古主義的なコミュニケーションに落ち着くと
最初は良いが、後々厳しくなる。
新しいお客様とは、いつ、どこで繋がるのか、クラスと言われる人とどのようなコミュニケーションをするのかが、気になりますね。
まあ高級ブランドですから究極のプッシュ型コミュニケーションで押し切るのもありですし、それがブランドが示す態度としてNGってことはありませんから、これからの売上、マーケティング活動に注目したいですね。
注目のコメント
これは興味深い。
フランスの高級ブランドのボッテガ・ヴェネタがいきなりインスタやツイッターなどのSNSの公式アカウントを全て停止したんだそうです。
別に炎上したとかではなく、シンプルに成果が出ないからという理由の模様。
ソーシャルメディアは(高級ブランドが狙う一部の)「クラス(階級)」向けではなく、「マス(大衆)」向けのもの、というくだりが興味深いです。
どちらかというと、マスという言葉はマスメディアに使われていて、SNSはターゲットを絞ってコミュニケーションできるのがメリットというイメージですが。
すくなくともボッテガ・ヴェネタにとっては、自分達がコミュニケーションしたい対象はSNSにはいないという判断なんでしょうか。
なんかインスタとかは高級ブランドと相性良いもんだとばかり思い込んでいたので、ちょっとビックリ。
ただ、高級ブランドのブランドイメージを守ろうと思うと、庶民的なコミュニケーションを避けないといけないというのは確かに分かります。
一方で、従来の紙媒体でのアプローチでターゲットに届くのかと言われると、本当にそれで大丈夫なのかな?と思ってしまう自分もいます。
ヨーロッパはまだファッション雑誌が強いと言うことなんでしょうか。
ちなみに日本のボッテガ・ヴェネタのサイトを見ると、LINEの公式アカウントはまだ残っているようでしたが、あくまで契約期間の問題なのか、日本だけは必要と判断したのかも興味深いところです。
昔日本ではルイヴィトンがアメーバピグをキャンペーンで活用してて衝撃を受けた記憶があるのですが。
ヨーロッパと日本だと高級ブランドの購入者層とかコミュニケーションが結構違う気がしているので、このボッテガ・ヴェネタの選択が日本でも同じような傾向になるのかどうかも気になるところです。マス向けはダサいというスタンスをブランドとして取りにいってますね
たしかにSNSはかなり一般的になっていてクローズドな世界じゃなくなってる
価値を持たせるためにはマスのものでは成り立たなくなりますよね一言に高級ブランドと言っても顧客やメイン、エントリーの価格帯はだいぶ異なる。 SNSで成功しているブランドは、エントリーレベルの商品をうまく販売しているようだ。
ボッテガ・ヴェネタが SNSを離れることにより、ターゲット顧客との個人的な繋がりをもとめる、回帰路線の復活を狙っているとすると 今後の戦術・露出に注目してみたい。