【堤 浩幸】スタンフォードでグローバルリーダーに刺激を受ける
コメント
注目のコメント
キャリアというのは仕事だけで構成されているのではなく、人生においてその時々の役割の積み重ねだというのがキャリア理論ではよく言われる話である。キャリア理論の大家・スーパー博士によると仕事人以外にも市民、家庭人、趣味人、学生としての自分の役割があり、そこで経験したことが自分自身のキャリアを形成するという。
Newspicksで紹介される現在活躍しているビジネスパーソンの仕事人としての振り返りを読むとこの記事の堤氏のように社会人になってから大学院に行って学び直しをする様子が描かれることが多い。20代の学生の頃よりも社会人大学院での学びは真剣勝負で、必死で勉強して、それがその後の糧になるという記述が多いが、それはキャリアの側面からもその経験が次に活きてくるということだ。
私自身も40を前に経営大学院の門を叩き、そこでの数年間、仕事と学業にのめりこんだことがその後の人生に大きく影響していると思う。キャリアを考える上で、途中で学生を経験することもまた重要な要素の一つであると思う。(もちろん、家庭人や趣味人としての経験も然りである)フィリップス・ジャパン社長の堤浩幸氏の連載第5回です。
---
日本のNEC、米国のシスコシステムズ、韓国のサムスン電子ジャパンと、IT業界で30年にわたってキャリアを築いてきた堤浩幸氏。
2016年にオランダを本拠とする現フィリップス・ジャパンに転じてからは、IT業界で培った知見を活かし、健康・医療分野におけるヘルステックで、日本発のイノベーション、価値創造に挑んでいる。
欧米、アジアと世界をまたぐマネジメント経験をたどりながら、グローバル企業で磨いたリーダーシップの極意と仕事の哲学を明かす。(全7回)
■第1回 NEC、シスコ、サムスン、フィリップスで磨いた仕事術
■第2回 慶應理工からNECに就職。英語の洗礼を受ける
■第3回 NECで社長秘書として経営をサポート
■第4回 シスコシステムズに転職。チーム力を高める
■第5回 スタンフォードでグローバルリーダーに刺激を受ける
■第6回 サムスン電子に転職。「4倍速」で動く
■第7回 フィリップスが起こすヘルスケア・イノベーション