ニトリ、島忠へのTOBが成立 完全子会社化へ
コメント
注目のコメント
【各レイヤーの掛け算】
島忠の強みをどこにあり、それをニトリ側の強み/弱みとどのように融合されるのか、IKEAよりも日本国内では定着しているニトリの戦略に着目したい。
まずは、記事内にもあるように都市分を中心とした店舗(立地)、ならびに特定の商品に関する流通や取引先と言ったところだろう。ニトリの都市部での幅広いリソース確保は極めて大きなメリットであると思われる。
加えて、都市部での集客に尽力してきたナレッジと人材はニトリにとって大きなメリットになるはずだ。恐らく、地域性を考慮した広告や店内レイアウト・ポップ、ホームセンター業態も踏まえた店内での接客なども一定の知見を持っていると推測される。これは恐らくニトリにおいて、次の一歩の踏み台になりえるのではないか。
ここで、ニトリの高いレベルで標準化された商品や値付け、店内レイアウトなどなどに関するナレッジ、仕組み化の方法論が、逆に島忠側に有効に働くであろう。
相互の複数レイヤー・要素の掛け算に期待を寄せて、来年いつ店舗を訪れるか検討したい。