【岩澤 脩】SaaSが勝ち残るための「3つの重要トレンド」
3つのポイント
①「1業務=1プロダクト」の世界へ
②「ARR100億円」の壁
③プロダクトがプロダクトを売る
3つのポイント
①「1業務=1プロダクト」の世界へ
②「ARR100億円」の壁
③プロダクトがプロダクトを売る
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国内外のSaaS動向について解説しました。グローバルでは、昨年末にB2B向けバーチャルイベント支援SaaSのHopin, Bizzaboが相次いで大型調達を実施。他にも法務、経企などの職種に特化し、コミュニケーションやAIを融合したSaaSが登場したりと、ジョブ毎の垂直統合が進みつつあります。
国内では、記事中のNECに加えて、三井住友銀行、経営共創基盤が中小企業のデジタル化支援を目的に新会社を設立するなど、2021年は、中小企業・地方企業へのSaaS導入がキーワードになるでしょう。
2010年代は日本のSaaSの黎明期でした。SaaSがキャズムを超え日本を牽引する新産業となるのか?その転換点となる2021年です。
国内外のSaaSトレンドは、UB VenturesのWebでも定期配信しています。より詳しく知りたい方はそちらもご参照下さい。
https://ubv.vc/contents/
NewsPicksユーザーの多くはピンとこないかも知れないですが、日本の法人SaaS利用率は30%との調査があり、特に中小企業やレガシー業界においては、紙・エクセル管理・オンプレミスなどはまだまだ根強く存在をしています。
そのような状況に対し、中小企業庁は「身の丈IT」という地に足のついたITの促進を進めていますが、アーリーマジョリティーの壁を超えるには時間がかかっている状況です。
一方の大企業ですが、そのシステムの複雑さや社内IT人材の不足、SIerの収益構造などの事情により既存システムのSaaS化は簡単ではありません。
絶好調に見えるSaaS企業も業界全体で考えれば課題は多く、記事中のキャズムを超えるための2021年と言えるかと思います。
なお、記事中のARRランキングはこちらのnoteで毎月更新をしています。
https://note.com/_funeo/n/nd0e570f163ab
盲目的に海外のSaaSの動向だけを追うのではなく、国内の事情もよく勘案されている良記事。1業務=1プロダクトの動きやバーティカルSaaSへのフィンテックの融合のトレンドなど、勉強になります。
直近の経営共創基盤の動きなど、地方の中小企業のデジタル支援の動きは待ったなしで今後進んでいく。その中で、国内のSaaSのさらなる普及のカギがパートナー戦略にある、というのは同意します。
SaaSはB向けの業務への深い入り込みが前提となるので、GAFAによるC向けのデジタルプラットフォームの支配のような構造が起こりにくく、国内での今後の生態系の発展はまだまだ続くと思いますし、そこでのビジネス機会はより広がっていくのではないでしょうか。
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