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「電動車」「電動化」は経産省が2018年に作った政治用語。日本メーカーを配慮しハイブリッドやFCVを含めるために作った苦肉の用語だが、かえってメディアや一般国民に誤解と混乱をもたらしている気がします。

「電動車」についてはここでも解説しています。
https://newspicks.com/news/5436829

確かにカリフォルニア州ではハイブリッドはZEV対象から外されましたし(だからトヨタはMIRAIを作った)、英国の2030年ガソリン車販売禁止ではハイブリッドは外されていますが、世界最大の自動車市場の中国では2030年に市場の半分をハイブリッドにする目標ですし、日本でも当然ハイブリッドは外さないので、世界でハイブリッドが売れなくなるということにはそうそうはならないと思います。

どれがエコなのかという問いは、簡単なようで難しい問いです。いわゆる、電力が火力が多いから意味がないとか、製造時のCO2がEVの方が大きい、WtWやLCAで計算しろ、などという評価方法もありますが、もっとマクロ経済的に考えれば、どのアプローチが1定のCO2を削減するための「社会的なコスト」が小さいか、という視点で考える必要があります。しかし、そのような試算は殆どみたことがありません。

「社会的コスト」は多様な概念で、車体価格、電源の転換だけに留まらず、産業の転換や、化石燃料供給を維持するための外交コストも含まれます。例えば、米軍は中東のシーレーンを防衛するために、毎年7兆円のコストを負担していると言われています。

しかし、正直こうした実証的な議論は政治的には殆ど意味はなく、日本は2035年までに最低でもハイブリッドと決めたわけなので、今度はハイブリッドの定義が問題になります。

軽の電動化の記事コメントでも書きましたが、軽のマイルドハイブリッドはテスラのざっくり1000分の1くらいのバッテリーしか積んでおらず、たまに10秒くらいアシストするだけですが、一応ハイブリッドと呼ばれています。それでよいのであれば、比較的簡単に達成できそうですが、ルールを作る側がそれを許さないかも知れないですね。条件闘争が続くと思います。
世界で普及が加速しているわけではありません。欧米など先進国や中国ではモーター車に切り替えていこうとの機運が高まっているというのが正確です。ハイブリッド車大国日本は環境に対する当面の現実解であるハイブリッド車の普及を発展途上国中心に進めながら、ピュア電気自動車争いで集団の後方にいるくらいがちょうど良いと思います。
電池、充電インフラ、高いコスト、化石燃料による発電問題など、ピュア電気自動車普及のハードルはかなり高いことを知っているのですから。
脱ガソリン=バッテリーEVではない。多様な燃料の開発も進んでいる。
いいまとめですね

〈追記〉
大場さんのコメントが超明快。
全くその通りです。
当方言いたくてもなかなかこう言えなかった。素晴らしい。

コメント引用
『どれがエコなのかという問いは、簡単なようで難しい問いです。いわゆる、電力が火力が多いから意味がないとか、製造時のCO2がEVの方が大きい、WtWやLCAで計算しろ、などという評価方法もありますが、もっとマクロ経済的に考えれば、どのアプローチが1定のCO2を削減するための「社会的なコスト」が小さいか、という視点で考える必要があります。しかし、そのような試算は殆どみたことがありません。

「社会的コスト」は多様な概念で、車体価格、電源の転換だけに留まらず、産業の転換や、化石燃料供給を維持するための外交コストも含まれます。例えば、米軍は中東のシーレーンを防衛するために、毎年7兆円のコストを負担していると言われています。』