【3分解説】ドコモ値下げの破壊力
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注目のコメント
代理店を使わない、ということが値下げの背景と言われていますが、それだけではこの値下げはできません。携帯事業はドコモが3兆、KDDIが2兆強、SBが2兆弱なのでざっくり7兆円。携帯代理店市場が1兆円と言われてますので、コストとしては高々14%にしかなりません。そうなると、その他のコスト(広告宣伝費、人件費)などの社内での配賦をしない、というようなところでも調整をかけているような気がしますし、やはり普通に利益を削っている、と見るのが正しいと思います
NTTドコモがahamoとして打ち出した値下げのインパクトについて、類似プランの値段表含めてサクッと解説します。加えて、政策や競争戦略への影響についても解説しています。ご覧下さい。
30代からすると、既存のプランのユーザーも、みんなahamoに移行するだろうからドコモ大変なんじゃ、と思います。でもドコモショップ代理店へ取材をしていると、そう単純でもないようです。
記事には入れませんが、デジタルネイティブ以外の雰囲気を知ってもらうためにご紹介します。ドコモとの関係で社名・実名出せないため匿名です。
「ドコモショップに来るのはご高齢の方の比率が高いし、ショップで何でも解決して欲しい方が多いです。
ahamoは話題になっているので、お店で契約できないと分かっていても、お客さんは来ます。もしくは『なんか聞いたけど、安くなるんだって?』ととりあえず問い合わせが来ています」(ドコモショップ代理店関係者)この手の通信のニュースに何回もコメントしてますが、実体験から世の中の80%の人はリアルショップの手伝い無しに機種変やプラン変更なんてできません。
私は10年前から大手は詐欺だから格安にしろ!という布教活動をしています。
大学時代の友人や、前の職場(IT)の同僚は説明すれば納得して、自分で変えます。
地元の友人は何だかよく分からないけど、お前がそこまで言うなら信じるよ。でも自分ではできないから手伝ってとこういう感じです。
ニュースピックス読者層のような、周りはそこそこ偏差値の高い大学を出てる人ばかりだと分からないかもしれませんが、本当に世の中の大半の人は経済合理性だけでは動いていません。というか世の中に出ている情報を認識できていないという言い方が正しいです。
2年前にはやった「ai vs教科書が読めない子どもたち」に書いてあるようにまともに文章化された日本語を理解できる人のほうが少数派です。
いくら情報が開示されても、保険にしろ、携帯にしろこういった認知格差を利用して分からない人を法律の範囲内で騙すビジネスは今後も続きます。