[香港 22日 ロイター] - 台湾経済部(経済産業省)は22日、台湾積体電路製造(TSMC)が米アリゾナ州に新半導体工場を建設する計画を許可したと発表した。

TSMCは半導体受託生産の世界最大手。初期投資35億ドルでアリゾナ州フェニックスに工場を建設し、12インチの半導体ウエハーを生産する。2021年に建設を開始し、24年に生産開始。生産規模は1カ月当たりシリコンウエハー最大2万枚。

トランプ米政権がハイテク関連の供給網の脱中国化を進める中、TSMCは今年5月、アリゾナ州に120億ドルの工場を建設する計画を発表。今回承認された工場はこの一環となる。

TSMCは米国内ではワシントン州に工場を持っている。