中国の空母「山東」が台湾海峡通過
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空母は、単艦で動いてもプレゼンスを示せませんが、護衛する艦艇を従えて空母打撃群として行動することで、半径1000キロメートルにも及ぶ空爆半径を世界中に展開して見せることができます。中国が実際に台湾に武力行使する際には、空母打撃群が台湾海峡に入ることはないでしょう。中国大陸と台湾との間は約200キロメートルしか離れておらず、陸上機で十分足が届きます。空母打撃軍は、台湾の東側に出て台湾を四方から攻撃する方が防御が難しくなります。
しかし、プレゼンスを示し、台湾に軍事的圧力をかけるのであれば話は別です。わざわざ台湾海峡を通ってみせることによって中国の空母の存在を台湾に印象付けることができるのです。