週末にかけて再び大雪のおそれ 今夜から日本海側では雪が強まる
ウェザーニュース
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15日からの寒気の第一波はおよそ抜けましたが、19日から21日にかけて新たな寒気が北陸から北の日本海側を中心に新たな雪をもたらしそうです。特に今回積雪の多かった新潟県の山沿いでは、新たに1m近い雪となりそうで、ようやく立ち往生の処理が済んだところにまた大雪となりそうですから、十分な警戒が必要です。
12月はまだ日本海が比較的暖かいことや、特に今年は平年比でさらに2℃高くなっていますので、こんなところに真冬の第一級の寒気がやってくると、水蒸気を多く含むために降雪量が多くなりやすくなっています。また上空の風が強いので、日本海側の雲が山にぶつかってさらに発達するという構造になっており、いわゆる小学校の教科書でみる冬の季節風の状態になっています。
雪国ではこうした状態を「山雪型」と呼んでおり、風が比較的弱い状態で日本海ですでに発達した雪雲が連続してやってくることによる「里雪型」とは区別されています。里雪型のときには日本海に強い積乱雲の列が見られることが多く、これを専門的にはJPCZといっていますが、今回はJPCZの雲はそこまで強くなく、山雪型であったことが衛星写真から読み取れます。
クリスマスごろにも再び強い寒気がやってくることが予想され、日本海側は連日のように雪ということになりそうです。最新の気象情報にご注意ください。