「なぜ日本は真珠湾攻撃を避けられなかったのか」そこにある不都合な真実 - 根本原因は「ハル・ノート」にある
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注目のコメント
伊藤隆太さんに進化政治学の最新知見を寄稿いただきました。左派にも右派にも不都合な真実を指摘しています。
原稿を受け取ったとき、書き出しのここからワクワクしました。ぜひご覧ください。
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多くの日本人は、真珠湾奇襲に由来する太平洋戦争あるいはそれに至る戦前の日本政治外交が道徳的に「間違っていた」と教えられる。しかし単に何かが悪かったと感情的に論じるのは思考停止に他ならない。そうではなく、我々はなぜ、いかにして当該事象が起きたのかを客観・中立的そして理性的に考察する必要がある。
そこで本稿では「進化政治学(evolutionary political science)」に依拠して考察を行う。
###半世紀近く前、京都市立 修学院小学校、給食時間の音楽が切れ、「臨時ニュースを申し上げます。帝国陸海軍は本八日未明、西太平洋においてアメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり。」というアナウンスが流れた。放送部でそのレコードをかけたヤツは駆け込んできた先生にグーで殴られた。そいつはその後メンサの会長になった。(記事とは関係ない)
歴史は勝者が作るものなので一部が欠けた一次史料をどれだけあたっても正しい歴史認識は難しい。この命題に諸説あるのもそういう理由。都合の悪いところが削られた昭和天皇実録、GHQ支配下にあった戦後、どれだけの史料が没収され消されたのか、個人的に時間かけてでも読み漁りたいテーマです。