ネットフリックス、独自コンテンツ支出倍増へ-アジアで地盤強化図る
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ネットフリックスは、世界各国の有料会員が約2億人ほどとなり、その中でもアジアの有料会員が一番拡大しています。ネットフリックスからすればアジア市場をより拡大するためにはアジア向けの独自コンテンツが大事になってきますが、韓国コンテンツだけでもこの1年間で約333億円ほどの投資が行われました。
韓国では、全てのコンテンツをネットフリックスがハンドリングする時が来るのではないかという心配の声もありますが、とにかく積極的にアジア市場を確保しようとするネットフリックスの野心はすごいですね。ネットフリックスのシンガポールトップ10、12月2日当地時間17時時点で下記のとおりです。
1スタートアップ 2クイーンズギャンビット 3ザ・コール 4内なる獣性 5ボリウッドワイフ 6ザ・クラウン 7鬼滅の刃 8Best of Incredible 9Tales Small Foot 10Taken 3
1位と3位が韓国コンテンツ。日本からは鬼滅の刃がランクイン。インドからはボリウッドワイフ。
ちなみに、「スタートアップ」は韓国在住でドラマコンテンツに詳しい方のMisaさんのツイッター(https://twitter.com/misam34/status/1328736865097191425)によれば、本国ではそこまでの話題ではないらしいですが、シンガポールのランキングにあるように海外で上位をとっている模様です。
海外市場に受けるものと国内市場で受けるものの違いを考えたうえで、海外、特にアジア市場向けを意識して作られたのならば、その戦略もすごいなと。主演のペ・スジが当地では人気というキャスティングによるところも大きいと思われます。
ザ・コールもパク・シネが主演というのはアジア市場受けするキャスティングの一つと思われます。サブスクリプションサービスは技術的ハードルが高いわけではないのでどんどん立ち上がるが、差別化が独自コンテンツになってきます。
ディズニープラスなどのサービスが立ち上がる中でシェアを拡大していくには自社IPの拡大がドライバーになるためコンテンツにどんどん投資していくことになるのでしょう。
制作者にお金が循環し、良質なコンテンツがどんどん生まれてくると良いですね